アイテム関連ルール
■アイテムの見た目・設定について
アイテムの外見や設定は、所有者(購入者)の任意でよい。即ち、任意の名称や、任意の外見的特徴、使用法、機能などの設定を与えることが出来る。ただし、幾ら設定を与えたとしても、性能そのものは元の記述から変化しない。
■装備の専用化
キャラクター作成時やセッション中の任意のタイミングで、所有している非専用化装備を二つ指定して、それらを合体(性能を合算)することで、自身にしか使用できない(他のキャラクターに渡すことが出来ない)専用装備を作成できる。
専用装備は、合体元の装備には戻せず、また、初期装備のみで作成した専用装備は初期装備となり、紛失してもセッション終了時に復元されるようになる。
また、専用装備のコストは0として扱う。
同じ種別の武器を組み合わせた場合、射程はより小さい方になり、隠匿性はより大きい方になる。また、装備部位は、「両手」のものがあるならば、片方が「片手」でも「両手」になる。「搭乗」のものがある場合は、「搭乗」に変更される。
射撃武器と近接武器を組み合わせた場合、合算ではなく、射撃時には射撃武器の元のスペック、近接時には近接時の元のスペックを用いる。元の装備がどちらとしても使用できる場合は、射撃時、近接時それぞれで性能の計算を行う。
また、 片手持ちと両手持ちを選択できる武器を組み合わせに使う場合、組み合わせる段階で、どちらを適用するかを選択する。
例えば、「ハンドガン」と「盾」を組み合わせた場合、以下のような性能となる。
種別:近接武器/射撃武器
射程:接敵/20m
装備部位:片手
隠匿性:15
防御値:5
ガード値:10
攻撃力:2/7
コスト:0
効果:あなたのガード判定の判定値に+1する。
■アイテムの携帯
装備などのアイテムは、それが非装備状態でも携帯できるものである限り、幾らでも一般アイテムとして携帯することが出来る。
例えば、装備部位が「搭乗」である装備は、装備せずに携帯することは出来ない。
■隠匿
銃器や刀剣といった、法律で禁止されているものを装備して活動したり、使用したりすると、一般人に怪しまれて通報される危険がある。具体的には、パート中に隠匿性:有でない武器を装備していたり、使用したときに、一般人に発見されそうになる場合がある。
その時に隠匿判定を行う。
これには【交渉】か【感知】を使用することが出来る。
判定値が、装備武器の隠匿性の合計値以上になった場合、隠すことに成功するが、未満になった場合、発見されて面倒事が発生する可能性がある。
隠匿性:有の場合、そもそも発見されることがないかまたは、持っていても不思議ではないものである。但し、例えばデパート内で乗用車に搭乗するなど、一般的に見て明らかに行動が不審である場合は、やはり面倒事が起きる場合がある。
装備していない携帯武器は、装備したり使用しない限りは(状況にもよるが)基本的に発見されることが無いが、武器によっては、非装備状態で携帯できないものも存在する。
■搭乗
搭乗アイテムを携帯している場合、補助行動を消費することで、それに乗り降りすることが出来る。
但し、状況上不適切である場合、GMはそれを拒否してもよい。
なお、「搭乗アイテムを携帯する」というのは、「すぐに搭乗できる場所に置いておく」という想定である。
また、搭乗アイテムの中には、所有者以外のキャラクターを搭乗させることが出来るものもあり、この場合も、そのキャラクターが補助行動を消費することで、乗り降りが可能である。このような場合、所有者以外の、他の搭乗者は自由に移動が行えなくなり、所有者の移動に合わせて、全く同じ位置に移動することになる。